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もう損しない!現役会計事務所内SEが教える経理向けPCの選び方とスペックの目安

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last modified date2021-8-8

publish date2021-8-4

こんにちは、会計事務所でシステム担当をしていますリビットです。

突然ですが、皆さんはPCについてこのような印象をお持ちではありませんか?

  • まともな端末を選ぼうと思ったら、10万円以上は当たり前
  • デスクトップPCとノートパソコンを選ぶ基準に違いはない
  • 国産メーカーのPCでないとすぐ壊れるんじゃないか

会計ソフトの使用を含む、会計事務所で行うすべての業務を快適にこなすことが目的であれば、10万円以下のパソコンでも十分に可能です。もちろんOffice付きの端末であってもです。

確かにPC選びは意識しないといけない点が多く、そのうちの1つが欠けているだけで著しく性能が落ちてしまうことがあります。

そのためベンターに任せきりになっていたり、「高いものを買っておけば間違いない」といった判断になりがちです。

この記事を読んでいただくことで、パソコンを選ぶ際にどの部分にお金をかければ良いのか、またどの部分はお金をかける必要がないのかを理解していただけます。

ベンダーとの付き合いで購入先を選択できないという方も、スペックの参考にしていただければ幸いです。

デスクトップ・ノートパソコンを問わず必須な選択

ストレージは必ずSSD

パソコンに内蔵されているパーツはいずれも動作に欠かせない重要なもので、いずれか1つの性能が著しく低いだけで、PC全体の動作のボトルネックになってしまいます。

その中でも特に影響が大きいのがストレージです。

パソコンを立ち上げるとまず最初にOSが実行されますが、実行のためにOSのデータを読み込む必要があります。

この際に影響するのがストレージですが、その読み取り速度が遅いとなかなかパソコンが立ち上がりません。

これがHDDとSSDでは10倍以上の差があります。

OSにかかわらず、あらゆるソフトを立ち上げる上でまず最初にデータを読み込む必要があるため、ストレージの選択はとても重要です。

廉価グレードを選択する場合も最低限ストレージはSSDを搭載したものを選ぶようにしましょう。

CPU

ストレージの次に意識しておきたいのはPCの頭脳とも呼ばれるCPUです。

CPUについてはデスクトップPCとノートパソコン、同じ基準で判断することができません。

これに言及しているメディアはとても少ないですが、処理の中心を担うCPU選びにおいてとても重要です。

より意識する必要のあるノートパソコンから説明します。

ノートパソコンの場合

CPUは基本的に省電力版が採用されている

ノートパソコンに搭載されているCPU(PCの頭脳)は、小さいバッテリーでも使用に影響が出ないよう、パワーの弱い省電力版が採用されているケースがほとんどです。

CPUの型番の末尾に「U」「S」「T」がついていれば、基本的に省電力版だと判断して良いでしょう。

CPUの各グレード(i3, i5など)はデスクトップとノートで同じものが使用されていますが、その性能は倍以上の差がある場合もあります。

ですのでノートパソコンを選ぶ際は、デスクトップPCのCPUよりも高いグレードを選択する必要があります。

ただデスクトップとノートの各グレードの価格はあまり大きく変わらないため、同様のスペックであってもノートパソコンの方が金額が高くなるのが一般的です。

具体的に言えば、Intel製CPUであればcore i7以上、AMD製CPUであればRyzen5以上あれば動作に問題はないと思います。

マウスコンピューターであれば、日本製と低価格を両立することができます。

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デスクトップPCの場合

デスクトップPCの場合、ノートパソコンに比べて非常に大きい容量の電源を持っており、その電力量を生かして安定した動作を実現しています。

そのためCPUについてもよほど性能の低いもの(CeleronやAthlon)を選ばない限り、動作が重たくなるようなことはないでしょう。

Intel製CPUであればcore i5以上、AMD製CPUであればRyzen3以上あれば動作に問題はないと思います。

core i5搭載で5万円台のPCの例(amazon)

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メモリ

3番目はメモリです。

ストレージが収納であればメモリは作業台とよく例えられる通り、ソフトウェアが実行中に作業のため一時的に保存する領域がメモリです。

クラウドが主流になっている今、メモリは重要

Webブラウザはインターネット上のコンテンツにアクセスするため、直接ストレージにアクセスする機会は少ないですが、その分メモリを必要とします。

会計ソフトも現在クラウド系がシェアを伸ばしており、Webブラウザの活用は今まで以上に増えていくため、メモリは十分な容量を確保しておく必要があります。

たとえ所内でクラウドの導入をあまり検討されていない場合でも、ソフトウェアが使用するメモリの量は年々増えていっているため、少なくとも8GB以上を考えたほうが良いでしょう。

注意点

あまりに古すぎる端末に注意

前述しましたが、CPUには目安となるグレードが存在します。i3やi5, Ryzen7などです。

これらは製造された年にかかわらず定義されていますが、この製造された年にも注意が必要です。

一般的に「〇〇世代core i7」などと呼ばれたりしますが、同じグレードであってもこの世代が古いと、性能に大きな差が生まれます。

2021年現在でいえば前述したCPUの条件に加えて、Intel製であれば9世代(型番の先頭の数字が9)、AMD製であれば3世代(型番の先頭の数字が3)以降を選択しておけば問題ないでしょう。

AMDとIntelについて補足

まだまだ「CPUといえばIntel」という印象を持たれる方は多いと思いますが、AMD製の4世代Ryzenシリーズの登場によりIntelがCPUの価格を下げ、性能からコストパフォーマンスへシフトしました。

一般的にこれによってIntelがAMDに事実上敗北したといわれています。

Ryzenが台頭して間もないころは、RyzenのアーキテクチャにOSがうまく対応できていない問題などもありましたが、現在では解決しています。

AMD製のCPUを選択肢から外す材料はほぼなくなったといえるため、特別CPUのメーカーにこだわる必要ななくなったと思います。

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