Ribbit.work

複数jsファイルで共通の変数・定数を使う方法【kintone】

KintoneJavaScript

last modified date2021-8-19

publish date2021-8-1

皆さんはKintoneでJavaScript APIを利用する際、jsファイルをどう分けているでしょうか。

1アプリに適用する全ての機能を1つのjsファイルにまとめてしまう方もいれば、1機能1ファイルで管理されている方もいるかと思います。

もし複数ファイルに分ける場合、ファイル間をまたいで利用できるグローバル定数や変数が欲しくなりますよね?

しかしKintoneではグローバル変数・定数は基本的に使用禁止です。

cybozu developer networkに以下のように記載があります。

kintoneが正常に動作しなくなる可能性があるため、既存のグローバルオブジェクトを書き換えないようにしてください。 グローバル変数を使わず、即時関数のスコープ内で変数を定義してください。やむを得ずスコープ間で共有する変数を使用する場合は、名前空間オブジェクトを使用してください。

ただどうしても使いたい!という方向けに名前空間だけは良いと記載されているので、その定義方法・パターンをいくつか紹介したいと思います。

禁止されている定義方法の例


// 既存のグローバルオブジェクトの書き換え、プロパティの追加はNG
kintone.foo = 100;
// Windowオブジェクトであっても、直接プリミティブ型の定義は避ける
window.bar = "test";

(() => {

  // 即時関数の中であってもNG
  cybozu.baz = { label: "テスト" };
  kintone.app.qux = () => console.log("テスト");

})();

グローバル変数・定数をアプリ内で定義する

今回は例として、名前空間「RIBBIT」を定義します。

javascript一覧の先頭に「global.js」のようなファイルを1つ用意し、以下のように記述します。

(() => {
   window.RIBBIT = window.RIBBIT || {};
   RIBBIT.foo = {
      'bar': 'value',
      'baz': () => {
         console.log('グローバルに定義された名前空間の関数です');
      },
   };

   // 分割代入を使って、このようにも書けます
   window.RIBBIT = {
     ...(window.RIBBIT || {}),
     foo:  {
      'bar': 'value',
      'baz': () => {
         console.log('グローバルに定義された名前空間の関数です');
      }
    }
   }
})();

スクリプトを実行しているウィンドウを表すグローバル変数であるwindowのパラメータとして、利用したい変数を登録することで利用できます。

NG例で紹介したwindow.fooは、直下にプロパティを定義しているためガイドライン的にNGです。 ただ、定義した変数名がユニークであれば動作はします。

window.ribbitは定義することを許されている名前空間です。こちらについても、できる限りユニークになるような名前が良いです。

グローバル定数をkintone全体に定義する

JavaScript APIはアプリ単位だけでなくkintone全体にも反映することができるため、上述したグローバル変数・定数の定義を、kintone全体へ反映されるよう記述することも可能です。

こうすることでアプリ内のJavaScriptファイル間だけでなく、各アプリ間で共有できるグローバル変数・定数を定義することができます。

ただそれだけ変数の競合が発生する可能性も高まるため、最低限の利用にとどめておくほうが良いと思います。

(() => {
   window.RIBBIT = window.RIBBIT || {};
   RIBBIT.apps = [
      {'id': 111, 'name': 'アプリA'},
      {'id': 222, 'name': 'アプリB'},
      {'id': 333, 'name': 'アプリC'},
   ];
})();

今回定義した名前空間はすべて大文字のアルファベットを使いましたが、これはあくまで通例に沿ったものです。

それぞれの命名ルールに従った名前で問題ありません。

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